2013年11月21日

カネマツさん薬膳講座 11月

昨日は、月に1回の恒例となっている
松代カネマツ倶楽部さんでの薬膳講座の日でした。
今回は主に五臓のうち『腎』、そして他の臓腑とのかかわりを
勉強しました。
冬に弱りやすい『腎』をいかに守っていくか、というのは
発育・生殖・老化のすべてに関わることです。
その腎というのが弱ってくると白髪・抜け毛・足腰の弱さ・
記憶力の低下などが現れてくるのですが、それが最近では
比較的若い年代から生じてくる『若腎虚』が増えてきている
のではないかと、思うことが多々あります。
その原因は塩化ナトリウム摂取の多さ運動不足、ストレス、
などがあげられます。
塩化ナトリウムは精製塩、つまり天然塩ではない塩の摂りすぎや
食品添加物にある○○○ナトリウムといった、ナトリウムの
体内の蓄積が血圧をあげ、腎の働きを低下させてしまう
ということです。
食品添加物はどこに何が入っているのかマメにチェックするのが
大切ですね~。

さてさて昨日は『腎』だけでなく他の臓腑『肝・心・脾・肺』と
腎の関係性を皆さんにチェックしていただきました。
肝腎・肺腎の潤いがなくなっているタイプ、心腎・脾腎のエネルギーのバランスの悪さなどそれぞれ特徴的ですが、季節がら肺腎の
潤いがなくなって空咳が止まらない方、皮膚が乾燥してカサカサの
方などが多めだったな、と思いました。
肺腎の潤いが足りないのも、もっと奥深く見ていくと脾腎の弱さが
あるで、潤いを体に与えたり、胃腸の働きを助ける
食物を選んでいただくとよいですね。

これからの時期に空咳が止まらない、喉がひりひりするという時は
カネマツさんの薬膳弁当のうち
レンコンのとろとろスープがおススメ!!
レンコンは喉を潤し、咳を落ち着けてくれるのですが
すりおろして、白菜、なめこなどと一緒に豆乳で
スープにしています。
白菜は胃腸の働きを整えてくれますし、なめこはあのヌルヌルが
粘膜を保護してくれます、さらに豆乳も血を生み出す養血作用が
あると言われています。実際に咳のひどい方はおかわりをして
召し上がった後、咳が鎮まってきた!とおしゃっていたので
良かったな~、と思いました。
その他は
・里芋と焼きねぎの炊いたん(ゆず黒豆味噌添え)
・三色白和え(和え衣はクルミと酒粕、豆腐)
・黒豆バーグ(ソースは黒酢・すりおろしリンゴ・粒山椒)
・銀杏とマイタケのご飯
・リンゴとさつまいもの茶巾
でした。タイタンのゆず黒豆味噌は春にみんなで仕込んだものを
使いました。塩気が強くなくてマイルドなお味噌でしたよ!
一緒に仕込んだ皆さん、ぜひ、お召し上がりくださいね~
来週の月曜日25日になつめやで予約販売いたしますので
ご希望の方はなつめやにご連絡を!!

土曜日の吉祥院さんでの薬膳朝ごはん
昨日のカネマツさんでの薬膳弁当、ととても美味しいものを
立て続けに食べることができてなつめやは幸せです!!

ごちそうさまでした☆

  


Posted by なつめや at 22:12Comments(0)