2016年11月18日

赤くなつめが色づく頃〜身体のこと〜

赤いなつめが色づく頃をアメブロの方で時々綴っております。
ご興味のある方は過去記事をご覧くださいませ☆

赤いなつめが色づく頃


久しぶりのももさんのお話です。
なかなか、自分の中に余裕がないと書けないので、
ももさんの登場が不定期気味ですが、皆さん
忘れないでやってくださいませ☆
前回までのお話は
赤いなつめが色づく頃

さて、今回はももさんの身体について少しずつ
カウンセリングしていきましょう☆

月経につなげながら話を広げていきます。

「先ほど生理前になると頭痛がしたりイライラしたり、ということですが
普段は頭痛はないですか?」

「肩こりひどいので頭痛もよくします。目の奥が痛くなるような時もあります」

この目の奥の痛みというのも一つのポイントになります。
【目】というのは東洋医学では五臓のうちの【肝】に関連が深く
【肝】に蓄えられている【血】の不足の可能性が見えてきます。
顔はもともと毛細血管が張り巡らされていますが、目の周り、耳などの
感覚神経の周りは特に血の消費が激しくなり、【目】を酷使する仕事を
していると目の奥が痛むような頭痛を起こすこともあります。
また、ももさんの訴えでは【肩こり】もキーワードの一つです。
ここを掘り下げます。

「夜はよく眠れていますか?歯ぎしりや食いしばりなどしませんか?」
気になったのはももさんのフェイスラインがちょっと張り気味だったから・・・。

「夜は夢をよく見ますし、歯ぎしりはしないんですが、寝ている間に
食いしばっているみたいで起きた時に疲れていることがあります」

食いしばりがきつい人はストレスが普段は抑圧されていて、
寝ている間にそれが出てきていることが多い。
やはり、という感じ。
ももさんは結構ストレス溜めているなぁ・・・。
それと一つきになるのは夢をよく耳るという点。

「生理前は特に眠りにくいとかありました?」

「はい。足が火照ることもあったし、眠りにくい時もあります」

ここで足のほてりというポイントも一つ出てきました。

「血」というのは身体を温めもしますが、熱くなりすぎないように
冷却もするという体温維持に関わっているわけですが、
「血」が不足することで、特に高温期になると体温が高くなるために
身体が熱っぽい火照り感が出て眠りにくくなることがあります。

ももさんの身体の中には「血不足」というのが一つ大きく見えてきます。

前回のカウンセリングでももさんは子宮筋腫があると言っていました。
塊が出るとも。

Drは筋腫は特に問題にならない位置であり、大きさもそれほど大きく
なければ手術せず、不妊治療を進めていくことがあります。
ももさんの状態は位置は問題ではないかもしれませんが、ちょっと
大きさが気になります。ギリギリ、手術しなくていい大きさなのでは、
と予想します。
経血で塊が多く出る、出血量がそこそこあるとなると
血虚・瘀血の両方である可能性があります。

また、ももさんの顔をよく観察してみると
シミが多く、顔色がくすんでいます。
シミが多くても、顔色が明るければ、まだいいのですが
このくすみ具合はやはり血不足と判断します。

もう一つ気になることを聞きます。

「ももさんはスマホとかパソコンをよく見る方ですか?」

「はい。事務の仕事でしたからパソコンに1日向かっていました」

・・・パソコンで目の周りの血を消費し、月経で消費し、血の不足は
明らかになってきた。そしてさらに眠りが浅い。
血というのは夜に肝臓に戻ってきて量をチャージしていると
考えられますが、眠りが浅いとそのチャージも十分でないことも。

ももさんの身体の一面がはっきりと浮き彫りになりました。
血虚・瘀血

顔色や眠りの質、ライフスタイル、いろんな角度から月経の話を
膨らませて身体の話に展開していきます。
芋づる式に引き出していくわけです。

なんでもないと思うようなこともポイントになることも。
だから、人から雑談じゃないの?と思うようなことでも
お話ししてそこから糸口を見つける。
1度のカウンセリングで得られる情報よりも
回数を重ねるにつれて引き出していくものもある。
本人にとっては日常のことなので当たり前に思っていること
があり、あえて話すまでもないと話さないでいることもあります。
そこを、引き出していくのですね〜。

さらに話をひろげていきますが、きょうはこの辺で。
またお会いしましょう☆  


Posted by なつめや at 21:46Comments(0)赤いなつめが色づく頃