2016年11月17日

Alamさんの講座でお灸

昨夜はGreen Kitchen Alamさんでの薬膳講座でした。
立冬を過ぎて本格的な冬を迎えていきます。
冬は五臓で言うと『腎』の働きが弱まりやすくなるのですが、
その腎というのは西洋医学の【腎臓】とは働き、役割が
東洋医学とは異なるものがあります。

腎とは五臓の本なり、というのがとても大きな意味を持ちます。

【腎】というのが東洋医学ではその人の生命のエネルギー
(先天の精)を宿している臓になります。
また、生殖・発育・老化に深い関わりがあるので
これから妊娠していく女性や、小さいお子さんをお持ちのお母さん
などには是非知っておいて欲しい内容だと思っています。

先天の精、というのは両親から受け継いでくる生まれながらの
エネルギーです。なので、先天の精の性質というものは
生まれて以降は変わらないのですが、そのエネルギーの発揮力は
生まれて以降の食べ物や生活習慣によって大きく左右されます。
食べ物の栄養によって腎の力が変化してくるということです。
その食べ物からの栄養を作り出しているのが【脾】と言う場所に
なります。

腎は脾からの栄養(後天の精)からのバックアップを受けて
力を発揮している、ということになります。


とても繋がりが深い脾と腎。


しかし【脾】が十分に働くためにはある程度の【熱】が必要で
その熱の源になっているのは【腎陽】。
腎の中でも体を温めるエネルギーを担っている場所の【陽】の
力は冬になるとガクッと落ちやすくなるので、冬の間に
食べたものが消化しきれず、冬太り、にも
つながっていきやすくなります。

胃腸がよわい、食べた後にもたれやすい、という方々も
【脾】だけを見るのではなく【腎】というところも
見てあげる必要があります。

そして、腎の弱さのバロメーターは
腰の痛み、白髪、脱毛、などに現れやすいです。

そんな【腎】お話をしながら
脾・腎・肝のエネルギーが交わるツボ【三陰交】や
おへその下の陽気を養う関元というツボを
棒灸でお灸してツボが暖かい、という状態を体験
していただきました。
特にこの二箇所は冬の間は冷やしてはならない場所です。

食べることも大切ですが、体感すること同様に
大切なことです。
次回の12月講座は松本manayaさん、カネマツさん、Alamさんで
それぞれお灸もやっていきますのでご興味のある方は
ご連絡くださいませ☆




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Posted by なつめや at 09:25│Comments(0)ワークショップ
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