2012年05月01日

気の流れ

今回はちょこっと漢方の『気・血・水』についてのお話。
漢方の相談を受け始めてあらためて、『気・血・水』について、
特に『気』の流れの大切さを感じます。

血・水というのは体に流れて目に見えるので
存在として確認しやすいためか、その流れについて
意識することもできます。
が、『気』は見えませんので、意識しにくいためかあまり、
重視されていないような感じがします。

『血行が悪い』、『むくみやすい』という血・水の流れが滞って
いることには気づきやすいですよね。
でも、『気』が滞っているのが、どんな状態なのかわからないので
実は『気』がとどこおっている状態であるのに気付いていない
ケースが多いなぁ、と思います。

どんな症状が『気滞』(気がとどこっている状態)の特徴かと言いますと・・・

『気』というのはガスでもありますから
・げっぷが出やすい
・痞えるような感じがある
・便秘・肩こり・頭痛・不眠・イライラなどなど
・じんましんが出てくる

肩こり、頭痛って血行が悪いからじゃないの?と
思う方もいるかもしれませんが、血を動かすのは『気』です。
そして、『血』を作り出すのも『気』です。
つまり、『気』というのは体を作り出し・動かすエネルギー源です。
その『気』が足りない状態を
『気虚』(ききょ)といいます。水が足りないと水が流れにくいように
『気』が足りないと『気滞』にもなりやすいのです。
見えないからこそ気をつけたい『気』の流れ

GWはしっかりリフレッシュして、気を充実させてくださいね~。
ということで、なつめやも5月2,3日はお休みさせていただきます。

  


Posted by なつめや at 22:45Comments(0)