2011年12月21日

冬至は「ん」のつくもの食べよう!

明日は冬至。
スーパーに行くと「ゆず」が沢山並んでいます。

平安時代のころに冬至には「ん」のつくものを食べると縁起が良いと言われているそうで、「にんじん・
れんこん・だいこん・かんてん・ぎんなん・みかん・ぽんかん」などを食べていたそうです。かぼちゃも
「なんきん」で「ん」がつきますね。
(ちなみに、大根・こんにゃくは体を冷やしますよ~。
      大根やこんにゃくは温めて食べてくださいね。)

宮古島では「ん」から始まる言葉が多いそうです。沖縄本島では「いらしゃい」
を「めんそ~れ」、宮古島では「んみゃーち」と言います。
やはり、「ん」は縁起がいいからなのでしょうか?

さて話は冬至に戻しまして、中医では「陰陽」理論というものを、とても
重要視します。「陽」は温かいもの・エネルギー・男性・太陽・・・
「陰」は冷えるもの・液体(血)・女性・月・・・といったように様々な相対するものを陰陽に区別します。
陰だけでも陽だけでも存在しえません。

寒いという感覚があるからこそ温かさというものを知ることができます。
また、暑い夏は汗をかくことで体を冷やします。
陰陽は常に互いにバランスを取り合ったり、いきすぎないようブレーキをかけたりします。
そして、一日の中でも、一年の中でも陰陽があります。

夏至では『陽』が極まり『陰』が芽生える日なので、「陽」の太陽の
エネルギーが最も強い日、つまり昼が最も長い日となります。
そして、少しずつ「陰」の力が上がってきて昼が短くなり、
夜が長くなってきます。

明日、冬至は「陰」が極まる日です。月のエネルギーが強い日、つまり夜が長く、昼が短い日となります。そして、冬至を過ぎると少しずつ『陽』の力が上がってくるので、昼が長くなってきます。
陰も陽も力を高めて極まったとたん相対するものに転換するという考え方。

陰陽についてはまた、少しずつお話ししていきますね。

さ、明日は「ん」のつくものをたっぷりいただきましょう!
ゆず湯もお忘れなく~

  


Posted by なつめや at 22:11Comments(0)