2013年05月31日

ゆるすいっち

『ピタゴラスイッチ』が好きで朝、NHKEテレをみている私は
『ゆるすいっち』を本屋で見つけた時、『ピタゴラスイッチ』の
関連の本かな?と気軽に手に取りました。

読んでいくと、何の関連性もないけれど
とても興味深い内容だったので、購入しました。

これは身体に現れている様々な症状が部位ごとに
自分のトラウマ・感情と関連があり、その部位の緊張を
ほぐしゆるませることで、そういった感情もほぐしていく、
ということだそうです。

その逆は思い浮かぶんですよ。『許す』とか『感情のとげ』を
とってあげることで身体の緊張・症状をほぐしていく、とかね。
この著者は体は変えられるけれど心はなかなか変えられない。
だから、体からアプローチしていこうと、思ったそうです。

身体に現れている症状を7つに分類して
どの部位のスイッチをゆるませたらよいのか?という
『ゆるすいっち』は自分の心の中の何を『許す』スイッチになりうるのだろう。興味深い内容でした。

例えば、生理痛や子宮筋腫、下半身の冷えは『第2ゆるすいっち』
の骨盤と関連していて、それは『母親』への感情と結びついている
そうです。母親との関係の中で『ゆるせない』何かが症状として
現れてくるのだそう。これが、どうして、『母親』なのかは
わかりませんが、なかなか面白い視点だと思いました。

私は、骨盤を緩ませたり、緊張させたりして弾力をつけることは
子宮力を養うことだと思っています。また、子宮は
『怒り』と関連しています。それは、五行の『肝』経が子宮に
繋がっていることからも理解できますが、『母親』に
関連しているかは?です。ただ、こういう視点もあるんだな~、と
新鮮でした。

色々な視点を持つというのも大切。

興味ある方は読んでみてください。

おのころ心平著『ゆるすいっち』です。




  


Posted by なつめや at 20:51Comments(0)つれづれ

2013年05月27日

心と体の歪み

人の身体というのは左右が全く同じである、ということは
ほぼありえない。
どちらかに傾いていることが多い。
女性なら、骨盤のゆがみ、とかが気になるところであるが、
顔に先ず現れていることが多いなぁと、最近、色んな顔を
観察していて思いました。
特にストレスが多かったり、緊張が強い状況にいる人たちの顔は
確実に左右がずれている。
そして、顎がかなり発達している。
緊張やストレスでで歯を食いしばったり、夜の歯ぎしりに
なったりすることで顎が『こって』しまう。
顎が『こって』しまうと首も凝る。

かくいうなつめやも、先々週の首の痛みが強かったとき
歯ぎしりをしていたせいか、顎がパンパンにはっていて
鍼のエムさんに驚かれた。
何がストレスというわけではないけれど、事故後、まとまった
休みを取らずにいたのでGWに休みを取った後に
そのツケが回ったためと思う。事故というストレス。
走っている人を見るたびにうらやましく思ったり、
チョッとした動作がしずらい。
話を聞くときもうなずいてはいけない・・・とか。
小っちゃい問題が事故をきっかけに体にのしかかった。
他人には、そんなことで、と思うことでも本人にとっては
大した問題でストレスになっていることは多い。
日常の仕事・家庭・交友関係・・・さまざまな局面で感じるストレス。
ストレスフリーの生活なんてないし、ちょっとしたストレスは
人に活気を与えるきっかけになることすらある。


けれど、ストレスの積み重ねは心を硬くさせ、
気血の巡りを滞らせ身体のねじれを生じさせていてしまう原因となりうることも確か。

身体のねじれから生じる痛み、コリを和らげようと
漢方を作る時、その奥の心の状態に
焦点を合わせる。
気の流れを見て、血の流れを整える。

ご本人が心の状態をどう自覚し、向かい合うのかは
それはご本人次第。
私はそれを見守り、応援したいと思っている。


  


Posted by なつめや at 20:15Comments(0)つれづれ

2013年05月26日

海と月と

『地球上の生命はみんな海から生まれた。
地球がすべての生物の母であるとすれば、海はその子宮である』
とはジャック・マイヨールの言葉。

これは、私が宮古島・正確に言うと伊良部島の海に入った時
同じことを思った。

そして、月が満月になるころ満潮となる。
なぜか、満月になる頃に女性は月経や出産のタイミングが
重なることが多い。
子宮の中は血の海で満たされるのだ。
また、女性の月経に関する経穴(いわゆるツボ)に『血海』
というものがある。
何とまぁ、女性と海はこんなにも関わり深いことか。

ne-couのお二人が『まほう堂』のオープンで東京から
来てくれて、なつめやにも新しい腹巻と靴下を納品してくれました。

なつめやは今回『海』や『月』を連想するような色合いのものや
女性らしい柔らかな草木染のものを選びました。

宮古に行った時、民宿の奥さんが
『女性は月に2~3回は海に入った方がいいんだよ』
と、言っていました。

海の無い長野。

海みたいな腹巻や靴下を身にまとってみてください☆
  


Posted by なつめや at 20:11Comments(0)つれづれ

2013年05月23日

子宮の動き

赤ちゃんを授かりたいと相談にこられる方も
なつめやにはいらっしゃいます。
体質的にみて、どこを改善したら妊娠しやすい
身体になるのか?という視点で漢方薬を作りますが、
周期に合わせて、様々な漢方薬を作ることも多くなってきました。

女性は排卵期と月経期で身体がガラリと変わります。

昨今は、病院での治療を並行しながらの方もいらっしゃいます。
病院での治療も、ホルモン剤や治療そのものにかなり体が
ダメージを受けていることも多く、やはりしっかり体をケアすることが大事だとも思います。

ただ、その体質改善をしていく中でなつめやはあることに
気が付きました。
それは『子宮の動き』。

なつめやの前を歩いていく女子をボーっと眺めていると
お尻が下がって歩いている人がすごく多い。
猫背になってお尻が下がる・・・・。
歩き方が軽やかではなく、重たそうな歩き方は
少し気になっていました。
『お尻が下がっているって、子宮も下がっているんじゃない?』
と思っていたことがありました。

友人との何気ない会話の中から、
『子宮の動きは妊娠力に関係しているな』と確信。

そこから、調べまくって私がたどり着いたのは
骨盤底筋運動。
お尻の穴をぎゅっと閉じるときに子宮もきゅっとつぼんで
その後は緩めて、というのを何回か繰り返す。
これは、尿漏れ防止の運動として紹介されることも多いのですが
子宮を閉じたり緩ませたりすることで子宮の動きを作り出す。
すると、子宮の中の血流も良くなる。
子宮が緩みっぱなしも、収縮が強すぎても、子宮環境は整いにくい。
だから、閉じたり緩んだりを子宮に覚えこませるようにトレーニングするというわけです。

漢方薬で体質改善するのも良いですが、自分でできることは
しっかりやる、ってことも大切。
それは、食・運動・休息・・・そして骨盤底筋運動。

まずは自分で子宮を閉じたり緩めたりして
子宮の動きを感じてみてくださいね☆  


Posted by なつめや at 20:42Comments(0)つれづれ

2013年05月20日

二つの道と鍼でブスッ

なつめやが先週の木曜日から、首が急激に悪化したことは
昨日のブログでお伝えした通り。
久しぶりの激痛は、寝ている間もあって、よく眠れないほどだった。
なんでこうなったのかわからない。
ムチウチの治療は一進一退だけれど
確実に回復方向にあると確信していたし、なにか
悪化するようなことをした記憶も全くなかった。

そんなこんなで、今日、エムさんになつめや2階で鍼を
うってもらった。
『お~、すごい熱。それに体がくいしばってる~』と言いながらも
軽やかに鍼をうっていく。
一通り背面を打った後仰向けになると
『なんかすっごく喰いしばった?顔も頭も歪んでるよ』と指摘され、
ここ数日、珍しく歯ぎしりをしていることに思い当たった。
歯ぎしりはストレスから主に生じるもの。
何がストレス?と私自身わからないまま数日を過ごしていた。

エムさんとつらつら話していると、思いがけず
涙が出てきた。
私は自分が思い描く自分の姿と、
今の自分のギャップが大きくて、それをどうしたらいいのかよく
わからなかった。
体と心が完全に違う方向を見始めてしまっている。
だから、体がこんなにもねじれているんだ。

そんなことに気付けたのは帰りの車の中。
同時に、私は今の自分を最大限生かし切った時、はじめて
自分が目指すその姿にたどり着けるんだろうな、とも思った。

一っ跳びに目標を達成したい人も世の中にはいるだろうが、
私は、こつこつ積み重ねていくことしかできない。
そして、今、この場所で、こうやって生きて、色んな人とつながって
充実している日々はかけがえのないものなのだ。

自分が先を見過ぎていたのかもしれない。
または、二つの道が良く似通っているけれど交差していて
迷い込んでしまったのかもしれない。
どちらともいえる。

けれど、結局は足元をしっかり見て一歩ずつ進んでいくのが
大切なんではないかと。
それに気づけて本当に助かった。
危うく、別の道に迷い込むところだった。

エムさんという本当に心強いパートーナーに助けてもらった。
今日の鍼治療は心に響いた。

現在のなつめや・・・首の痛みは多少残るものの
大きな山を乗り越えた感じ。

心と体が一致した。  


Posted by なつめや at 21:57Comments(0)つれづれ

2013年04月29日

ダムの貯水量

今日の午後はお店は休み。
これは、カラダ的にとても幸運な偶然でした。

ダムが決壊すると水が堰を切ったように流れ出すかのごとく、
私の身体も日々の疲労を少しずつ溜め込んでダムの貯水量がたえられなくなったみたいに
首と肩に痛みがきてしまう。
今朝、まざまざと体験しました。
クシャミをしていただけで、首に鋭い痛み。
ぎっくり首のようになってしまいましたε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
事故のムチウチはちょっとしたことでもスイッチONしてしまう。

身体というダムには疲労、ストレスと言った、適正水量があり、それをできるだけ越えないように、
自分でコントロールできると、身体は悲鳴をあげない。
私の場合は、睡眠によって、日々溜まっていく水量を下げているようで、
ちょっと夜更かししたり、疲れが溜まってくると、水量があふれるぎりぎりになってしまうらしい。
とてもわかりやすい。


こうやって日々自分の身体と向かいあって、声を聴いていると
いかに、自分が無理しがちなのかも、大分わかるようになりました。

午後はゆっくり、首の痛みをとろうと家でお休み。
夕方、ゆっくりと日が沈むのを窓辺で見ながら『1Q84』を読んでいました。
久しぶりに夕暮れを見たような。
時間をゆっくり味わうように過ごすのも大切ですね。

皆さんはどんな、お休みでしたでしょうか?

  


Posted by なつめや at 17:34Comments(0)つれづれ

2013年04月27日

POISON

昨日、『天下堂』さんで購入したメガネが届きました。

その名も『POISON』

かわいい形なのに、名前がエグイ。

店長さんは薬屋でこの名前のメガネで大丈夫?と聞いて
くださいましたが、
『それなら、なおさらいいです』と答えました。

『POISON』は毒・毒薬という意味があります。

薬も毒も紙一重。
薬だって飲み方によっては毒になることもあります。
だからこそ、私はしっかり、確認して最善を尽くして
漢方薬を作らねば、と思うのです。

また、話をさせていただくときも、必要なときは
毒を吐きます。(笑)間違っても、盛りません!

なんでも、かんでも聞きわけよくなってはならぬ時もあります。
軌道修正するときも時には必要です。
毒を吐くときは、それなりの覚悟をしていますけれど、
それで決裂したら、仕方がないと思うようにしています。
でも、きっといつか何かの場面で思い出してくれればいい。
何か人から言われて、それに反発したり、決裂する時というのは
まだ、その時期じゃない、ってこともある。


ここのところ、何度か長いカウンセリングをしていただいた
お客様とも、やっと落ち着くべき着地点がみつかり、
感慨深く、そして、本当にありがたいことだと思いました。
お客様を通して、自分も苦しみ、悩み、そして前進できたように
思います。すべては必要なことだったのだと。


『POISON』は癖のある、ちょっとかけにくいメガネだけれど
仲良くしていこう。

どんなメガネなのか、あえて写真は載せません!
毒ですから!!



  


Posted by なつめや at 14:26Comments(0)つれづれ

2013年04月24日

マラソンと小説

今日は雨も降っているし、ここ数日
厄介な問題が頭の片隅にへばりついてどうにも
自分の思考がまとまらないので、読書に没頭することにしました。

自分の思考がまとまらない時、以前ならジョギングをして
振り切っていたのに、それができないので新たな
方法を考え出すことに。それが読書だった。

村上春樹の本は過去に夢中になって読んでいたけれど、
最近は、ほとんど読まなくなっていた。
というよりも、あの膨大な作品を読む時間がなかった。

サウナへ毎晩のように通っており、
その中で本を読んでいる人が何人かいて
『なんて、どМ。』
と思っていたけれど、今日は、試してみようと
手ごろなそうな1冊を手に取り、朝からサウナへ。
それは村上春樹のエッセイ
『走ることについて語るときに僕の語ること』。

村上春樹はランナーであります。
かなり熱心なランナーだと思う。
このエッセイは小説家になるきっかけ、フルマラソン、
ウルトラマラソン、トライアスロンと1996年から2006年までの
出場した大会にまつわる村上氏の回顧録のようなもの。

今日、この本を読んだのはナイスタイミングだった。

マラソンというのは地味な積み重ねの連続。
1km何分何十秒というタイムを刻み付けていく。
計画通りタイムを刻んでいく。単純なようで難しい。

村上氏の小説、エッセイの内容はマラソンに似ているな、と思った。
言葉の選び方が非常に精巧で、気軽に読むことはできない。
一つの文章が1kmのタイムを積み重ねていくように、
読み飛ばしたり、字面を追うかのような読み方をしていると
最後までたどり着けなくなってしまう。

たっぷりの汗をかいて、1冊のエッセイを読み終えるのに
2時間半!!私もかなりの変態だな、と(笑)

そのうちの1節がとても心に残りました。

『走り続けるための理由ならほんの少ししかないけれど、
走るための理由ならトラック1杯分はある。
僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」を一つ一つ
大事に磨き続けることだ』

さて、ウルトラマラソン級の1Q84を読むとしよう。今更だけど。



  


Posted by なつめや at 21:36Comments(0)つれづれ