2017年05月18日
犬神テツ
我が家には犬が三匹いました。
2匹は甲斐犬の親子とコーギー+豆柴のミックス。
甲斐犬は父親の猟犬でテツと、クマというオス同士の親子。
母親のサクラは他家へもらわれていきました。
そのテツも、もはや19歳。
人間でいえば100歳近いおじいちゃん。
外犬で19歳というのは驚異的な長寿。
息子犬のクマですら15歳はいっているはず。
犬は外で飼うもの、と教えられてきていますが、
テツもずっと庭の檻に入っています。
冬で雪が降っても外の檻にいます。(小屋は付いていますが)
そして、餌も1日1回。
無駄なものは食べさせないし、父親からしか餌を受け付けなかったテツ。
イノシシ猟に連れて行く犬たちで
冬は山でイノシシを追い回していました。
イノシシの牙でお腹を突き刺されても自分で舐めて治したという伝説を持ちます。
最近も、息子犬のクマと餌を巡って喧嘩になり(つい最近です)
クマに耳をかじられ片耳がなくなってしまったり、
いつからできたのか頭に大きな腫瘍らしきものがあります。
犬として、人間の物差しで治療することに私も
抵抗があるので父親のやり方には反論はせず、
犬たちがどんな風に自分でやり過ごすのか
手を貸さずに見守ります。
ほとんど病院へ行ったことがないテツは19歳も
生きてもうすぐ20歳というところで
寿命が尽き、長い長い犬生を終えました。
ついこないだまで餌を巡って息子犬と喧嘩していたのに
ぱたっと足が弱って立てなくなり、ご飯も食べれなくなり
と3日くらいで急にガクガクっときた感じでした。
最後はずっと弱々しく吠え続け、自分の命の尽きることを
知らせているような、自分の存在を最後まで
私たちの記憶に残すような、そんなテツの鳴き声が
今朝はほとんど聞かれなくなり、
仕事に出かける前にテツに挨拶すると
じっと私の目を見ていました。
その目は静かで、穏やかだったので
テツの一生の終わりが尽きかけているのも
よくわかりました。
私が出かけてすぐに息を引き取ったということを
母から聞きました。
テツは寿命以上によく生き抜いてきて
『犬神』という言葉を想像します。
犬神テツは我が家の守り神になりました。
いつかは必ず『死』が訪れます。
それを悲しむ終わり方ではなく
よく生きたね、と言える生き方を見せてくれたテツに
最大の感謝です。
2匹は甲斐犬の親子とコーギー+豆柴のミックス。
甲斐犬は父親の猟犬でテツと、クマというオス同士の親子。
母親のサクラは他家へもらわれていきました。
そのテツも、もはや19歳。
人間でいえば100歳近いおじいちゃん。
外犬で19歳というのは驚異的な長寿。
息子犬のクマですら15歳はいっているはず。
犬は外で飼うもの、と教えられてきていますが、
テツもずっと庭の檻に入っています。
冬で雪が降っても外の檻にいます。(小屋は付いていますが)
そして、餌も1日1回。
無駄なものは食べさせないし、父親からしか餌を受け付けなかったテツ。
イノシシ猟に連れて行く犬たちで
冬は山でイノシシを追い回していました。
イノシシの牙でお腹を突き刺されても自分で舐めて治したという伝説を持ちます。
最近も、息子犬のクマと餌を巡って喧嘩になり(つい最近です)
クマに耳をかじられ片耳がなくなってしまったり、
いつからできたのか頭に大きな腫瘍らしきものがあります。
犬として、人間の物差しで治療することに私も
抵抗があるので父親のやり方には反論はせず、
犬たちがどんな風に自分でやり過ごすのか
手を貸さずに見守ります。
ほとんど病院へ行ったことがないテツは19歳も
生きてもうすぐ20歳というところで
寿命が尽き、長い長い犬生を終えました。
ついこないだまで餌を巡って息子犬と喧嘩していたのに
ぱたっと足が弱って立てなくなり、ご飯も食べれなくなり
と3日くらいで急にガクガクっときた感じでした。
最後はずっと弱々しく吠え続け、自分の命の尽きることを
知らせているような、自分の存在を最後まで
私たちの記憶に残すような、そんなテツの鳴き声が
今朝はほとんど聞かれなくなり、
仕事に出かける前にテツに挨拶すると
じっと私の目を見ていました。
その目は静かで、穏やかだったので
テツの一生の終わりが尽きかけているのも
よくわかりました。
私が出かけてすぐに息を引き取ったということを
母から聞きました。
テツは寿命以上によく生き抜いてきて
『犬神』という言葉を想像します。
犬神テツは我が家の守り神になりました。
いつかは必ず『死』が訪れます。
それを悲しむ終わり方ではなく
よく生きたね、と言える生き方を見せてくれたテツに
最大の感謝です。
Posted by なつめや at 20:08│Comments(0)
│つれづれ
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