2016年12月19日

自分を知ること

薬膳講座を受けていただいているかたや
漢方薬を飲んでいる方が、1年、2年と年月が経つにつれ
自分自身の状態を良く知り、良く感じるようになっているな、
というのを感じます。

【自分自身を知る】ということは案外できていない人が多い
かもしれませんね。

知っているようで知らない自分のこと

人間ドックや健康診断の数値を
基準にしていて、それなのに体調が悪い、とか
不妊治療などしていても検査数値は全く問題ないのに
なかなか授からない、というその理由は体の中に有ること
ですが、それがどうしてなんだろう?まで
考えて、なつめやに来てくださる。

最初は問診していても、自分がいつ排便したかとか
月経周期がどのくらいかとか、自分の体温も知らない人もいます。
それが、漢方薬を飲むようになったり、薬膳を勉強すると
やはり意識が自分の身体にしっかりむくみたい。

身体を整えるためにも自分が自分の身体を良く知ること

そして、面白いのが良く知るにつれ、自分の周りに人の
身体にも意識が向くようになり、『あれ?』
と思う方にアドバイスしているっていうことが自然とできるように
なっているようです。
本当にいい循環ですよね~。

私が目指していることができていたんだなぁって
最近感慨深い気持ちになることが多いです。

少しずつ自分の身体、心の状態に意識を向けて
食べものや生活習慣を見直そう、と考える人が
増えていく。
ポチャンと池に落とした石の波がジワジワと
同心円で広がっていくように、すこしずつ
こういう意識を持つ人たちが増えていく。

食べものも食材の効果そのものよりも
なぜこの時期に、良いのか、自分の身体と見合わせ
て食材を選ぶことなど、『道理』の方を私は重視したいと
思っています。
これが良い、あれが良い、というのはテレビの良くある
健康番組とあまり変わらない。

薬膳、東洋医学は陰陽、自然との付き合い方を教えてくれる
『道』だと思っています。

薬膳のの講座に出席してくださる方がよく
『スーパーに行った時、食材を選ぶ視点が変わった』とも
おっしゃいます。


そうそう。
そういう風にいろんな視点を持ち、自分をよく知り
食べものを選んでよりスッキリした身体と心を
目指していきましょう~!!


  


Posted by なつめや at 22:31Comments(0)