2015年06月19日

かねまつさんの黒豆みそづくり

水曜日は、今年で3回目となる黒豆味噌作りを
松代の大英寺さんで行いました。
雨の予報だったにもかかわらず、今年は晴れて
ちょうどいいお天気。
大英寺さんは真田家の信之公の奥様 小松姫の
菩提寺であります。
松代にはたくさんのお寺がある中で真田家とは縁の深い
こちらのお寺で今年で2回目ですが、味噌作りをさせていただいて
良いご縁を頂けたことに感謝です☆

さて、今年は黒豆だけでなく金時豆もしこみました。
3回目となると、やることがわかっているので
前回までとは違い少し、気持ちの中で余裕があり、
味噌作りのちょっとしたポイントを学ぶことができました。

その1、豆は12時間浸す。皮がピーンとはるくらいに。
その2、ゆであがりが、親指と小指で持ってつぶれるくらいの硬さ。
その3、豆の煮え具合は柔らかすぎてもダメ。
その4、同じ豆で作ったとしても、炊き具合、糀の具合、
    混ぜ方、保存の場所、などなど同じものは決してできない

といったことです。今回、糀が前日に塩と混ざった状態で届いて
しまい糀がダマになってしまっていて、豆とうまく混ざらないと
『花が咲かない』、つまり糀の活性がうまくいかず発酵が進み
にくくなってしまう可能性があるということでした。
糀だけで豆と混ぜてその後に塩を投入した方がいい、
ということですが、今回は勝手が違い、それはそれで勉強に
なります。住職も傍らで『やってみて失敗すれば勉強になる!』と
言っておりました。

金時豆は豆の水分含有がもともと高いのか、吸水時間が
長かったのかわかりませんが、とても水っぽい状態の
豆になり、つぶした時もドロドロしていました。
糀と混ぜて少し、硬くなりましたがここに
『呉』を入れるかどうか悩んで、結局、うま味になるから
入れました。『呉』というのは豆の煮汁です。
仕上がりがかなりゆるくて、たまり醤油ができるよ、という
ことでした。それはそれで興味深い。

3回目となると、今まで気づかなかったことや
新たな発見もあり、味噌作りの奥深さを感じました。

今週末は午後から『ほくらにの家』でも味噌を仕込みます。
さて、そちらはどんなことになるでしょう。

来週の日曜日はほくらにで漆喰塗りのWSです。やってみたい!という方がいましたらhokuraninoie@gmail.comにご連絡を。
美味しいご飯を用意してお待ちしております。

そして、カネマツさんの黒豆味噌作りに参加してくださった
ありがとうございました。
半年後、どんな味噌になっているでしょうか。
楽しみですね☆


かねまつさんの黒豆みそづくり
かねまつさんの黒豆みそづくり



Posted by なつめや at 06:49│Comments(0)
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