2015年01月16日

授乳婦さんの食養生

最近、なつめやの頭をよぎるのは『食養生』の大切さ。
それをどう、伝えていったらわかりやすくて
しかも、実践していただけるんだろうということ。
薬膳講座をいろんな場所で開かせていただいて
それは、もともと興味がある方々が来ているので
話がとっても伝わりやすい。
けれど、そうでない、一般の人に食事の大切さを
伝えていくには・・・と年明けから色々考えております。

さて、その『食養生』が即重要でしょ!と思われるのが
授乳婦さんたち。
赤ちゃんを出産して、どんな食事なのか?というのが
とても気になります。
赤ちゃんは基本的にはお母さんの母乳で育つのですから
その母乳を作り出す食事はとても大切ですね。

母乳は『白い血液』とまで言われ、東洋医学では
母乳を出す以上、気・血も赤ちゃんにあげることになります。
『気』はエネルギー、すべてを生み出す源。
なので、母乳で育てている以上、慢性的な『気』や『血』の
不足になり体は疲れやすいし、髪の毛は抜けたり、白髪になったり、
物忘れが激しくなったり、眠れなかったり、という
ことになりやすい。そこへ赤ちゃんが夜泣きをしたり、
数時間ごとに起きて授乳をしたり、何やかんややっていたら
お母さんの体はかなりの『虚』した状態になり、いろんなことを
ストレスに感じ始める。
そして、『気』『血』の不足は母乳の不足にもつながり、
赤ちゃんにとっても栄養不足になってしまいますね。

なのでできるだけ消化しやすく、
体にとって気血を補う食事が必要か、ということを
伝えていくのが急務なのかな、と思っています。

なつめやには赤ちゃんから手が少しずつ離れて
ようやく自分に少し意識を戻した時、体の不調に
気づいて、いらしゃるお母さんたちもおられます。
一人の人間を産み育てるのはとても大変なお仕事。
それを上手く、サポートしていけたらなぁと思います。

産前産後養生、を少しずつ意識づけていきたい2015年です。



Posted by なつめや at 19:16│Comments(0)
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