2013年12月20日

カネマツさんの冬至薬膳講座

今週の水曜日はカネマツさんでの薬膳講座でした。
もうすぐ冬至(今年は22日です)ですが1年で最も
昼が短く夜の時間が長い『極陰』の日。
この日を境に少しずつ『陽』が春分まで増えていき、春分で
陰陽が等しくなります。

『陰陽』といものを体の中でとらえると
『陽』という体を温めるエネルギー(気)と
『陰』の体を冷却する液体のものが互いに関係しあい
ちょうど温まりすぎず冷えすぎず
身体が乾きすぎず、潤いすぎないというのが理想になりますが
そういうのは、なかなか難しいのが現実です。

そもそも女性は毎月の月経で血という陰性の液体を
失うので『陰虚』に傾きやすく、また、女性というのは
『陰』に属するということから冷えやすい。
『陰』が足りないことも、『陽』が足りないことも
十分にあり得ます。
なつめやでいろいろな女性の体を視させていただくと
『陰虚』が多いのですが、季節がら今は『陽虚』になっている人
もちらほらいます。
また、不妊治療などをしているとかなり消耗するのか
『陰陽』の両方が足りていないことが見受けられます。

『陰虚』がひどくなると体の『陽気』の方が
見かけ上増えたようになることがあり、のぼせやほてり
といったことが出てくる。
しかし、もともと体の『陽気』が足りない人は
『陰陽両虚』ということになってしまい、これがとても厄介な
身体へと発展していくことになりかねない。
女性ですと、早い段階で閉経を迎えたり、老化現象が
早く出てくることが考えられます。
いつまでも若々しくいるためにも『陰陽』を補う
食べ物をしっかり摂取していきたいものです。

また、冬は『閉蔵』の時期。
来春に向けてしっかりエネルギーを蓄える時期。
蓄える一方だと、フレッシュな良い養分が入りにくいので
適度に解毒することも大切だと思っています。

冬至に食べる『かぼちゃ小豆』。
カボチャは体の気を補い、胃腸の働きを活発にしてくれますが
小豆は解毒作用のある食べ物。かぼちゃのエネルギーを入れる
ためにある程度、体の中をきれいにしておくというわけですね。

さて、今回のお弁当の内容は
1、畑のミートローフ
2、冬の三色揚げ出し
3、根菜の紅花きんぴら
4、レンコンとユリ根のご飯
5、白菜とねぎの酒粕スープ
6、かぼちゃのシナモンあん

畑のミートローフはクルミやカシューナッツ、黒豆などが
ザクザク入っていて、ホウレンソウのソースが松の実の
香りをぷーんとさせてとても美味しい。

今年最後の講座でしたが、本当に難しい部分なので
行きつ戻りつで来年も勉強していきましょう!!
カネマツさんの冬至薬膳講座



Posted by なつめや at 22:09│Comments(0)
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