2013年07月18日

かねまつさんの薬膳講座

月1回のおいしい薬膳弁当が食べれる楽しみな講座。
今月は体の熱をとりながら暑い夏を乗り切る内容の講座でした。

自然発火しそうなほど暑い日が続いていたときはさすがに
『火邪』という邪気が猛威を振るっているかのようですし、
このところのちょっと暑いくらいの日は『暑邪』という邪気が
それぞれ体に影響を及ぼします。
身体が熱くなり、その熱は精神や血、腸、便、尿、至る所に
飛び火して症状として現れます。
それは舌をみたり排泄物の臭い・色などにも現れるので
毎日、自分の舌を見たり、排泄物のチェックが大切ですと
お伝えしました。

また、湿度の高い日は『湿邪』という邪気も入りますから、
身体は季節の影響でむくみやすくなります。
それが、暑くなってくると冷たいものを飲んだり食べたり
するため胃腸が冷えて血・水の巡りが悪くなり
余計にむくみやすくなります。
夏は体の熱をとるような苦味の野菜や赤い野菜をとりますが、
そのような野菜は同時にむくみもとってくれます。
ただ、夏野菜を食べ過ぎて胃腸が冷えてしまっては
よろしくないので適度に辛味のものを組み合わせてあげるのが
良いかと思います。

今回は五行の『心』についても説明をしましたが、夏の過ごし方
で秋・冬の体調が決まると言っても過言ではありません。
さらには成長・発育をつかさどる『腎』のダメージも
夏の過ごし方に大きくかかわります。
五行では夏は『火』、そして五臓では『心』に相当し、
冬は『水』、そして五臓では『腎』となります。
『心』に火が入るこの時期に体が熱いままでは
水が蒸発してしてしまい体が乾いてしまいます。
そんな時にお勧めの食材は『苦瓜』

体の熱をとりつつ腎を養ってくれる食材の『苦瓜』を今回は
捨てるところがないようお弁当を考案しました。
これが、ま~、とてもおいしかった!
1、夏野菜のスパイス炒め
 カレーほど辛くせず、体に余分な熱を入れないようにしています
2、だしっこ
 モロヘイヤやキュウリ・ナスなどを細かく刻んで出汁に
 入れたのを ご飯にかけて食べる。
 暑い夏でもさっぱりとご飯が食べれます
3、ゴーヤのワタのかき揚げ
 モロコシと枝豆をまぜてかき揚げにすると苦味は全く
 感じません! さらにワタはビタミンCが多いです。
4、ゴーヤとパプリカのピクルス
 スイカの白い部分も一緒にピクルスにしました。
5、モロヘイヤの豆乳スープ
  長芋も入れてとろみをつけました。冷たいスープ。
6、スイカの寒天
  
今回は普段以上にたくさんの野菜を入れ、
また、いつもなら捨ててしまうような部分も使う
メニューを考えてみました。
どれも、美味しくて今度の22日もなつめやで
食べれるのが楽しみです。
予約販売となりますので、ご希望の方は
土曜日までになつめやにご連絡を!





Posted by なつめや at 21:45│Comments(0)
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