2013年06月30日

夏と梅雨の体

東京から帰ってきて、また、再びなつめやで漢方薬を
作る日々に戻りました。
先週あたりから、夏の体に皆さんなってきているな~、
と思っていたら、東京から帰ってくるなり、
梅雨の体にもなっている~、とめまぐるしい体の変化を
目の当たりにしています。
身体は本当に正直者です。

夏の体では熱が体の上部に現れて、まさに火のごとし。
目の奥が痛かったり、喉が渇いて冷たいものを欲ッしたり
胃がむかむかしたり、イライラしやすかったり。
とにかく熱が上半身に生じます。『心熱』といって夏は五行で
いえば『火』。燃え盛る火が体の中心『心』にこもりそれは
メラメラと上昇していきます。

そして、梅雨の体では下半身がむくみ、むくむことで重だるさ
足の冷えを感じやすくなります。

上半身は『熱』が生じているので冷たいものを欲するようになりますが、冷たいものを摂るとお腹が冷えて下半身にむくみが生じて
しまい、結果、重だるくなってしまう、なんとも嫌な体調に
なります。

トマトやキュウリなどは熱をさましてくれるし、水はけを良くして
くれる夏野菜ですが、今の時期は火を通して食べることをお勧めします。生のままだと冷やしすぎてしまいかねません。
真夏の暑い時期は生食OKですが、今は梅雨で『湿邪』の
冷たさを考慮すると、火を通して食べたほうがいい。

半身浴や適度な運動で汗をかくことで、体内にたまる『水』を
だすことも大切。

自分で日々できることをコツコツするのが養生の基本。
やりすぎも、しなさすぎるのも良くない。

自分が気持ち良い体でいられるように
自分で自分の体を作っていけるのが理想だと思います。

かくいうなつめやも、ちょっとむくみが気になるので
これから三陰交にお灸して寝ます!







Posted by なつめや at 21:50│Comments(0)
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