2013年07月16日

記憶する体

誰しもつらい過去や経験の一つや二つはあると思いますが、
その時に受けた心のダメージが、時を経ても体にしっかり
刻み込まれているケースがあるものだな、と思うことが
度々あります。

その時の心のダメージも、蓋をして
心の奥底に仕舞い込んで自分では記憶の片隅に
追い込んでしまっていることもあります。だから、現時点では
そのことが直接関係していないように思えるのかもしれません。
過去をさかのぼっていくと
そういえば体の調子が崩れたころにストレスが溜まっていました、
とおっしゃる方もいます。



時々漢方のカウンセリングをしていると
「ストレスはあまりないです」という言葉より
体を見ると、「ストレスたまっいて体にはでているのにな~」と
思うケースも多いです。
心と体が違う方向を見ているという感じ。
心は外を常に見ているけれど、身体は内側を見ている。
体の中を見て~、と悲鳴を上げ始めてやっと気づくことも
あります。


日々、はっきりとしたストレスがあるというより
小さな積み重ねで溜まっていく方もいれば、
はっきりと強いストレスを感じている方もいますが
心の中にあるものと、どう向かい合うか?というのが
体を修復していくときに、時として
必要になる時期があるのだと、最近とても感じます。


身体はすごいもんだな、と改めて思うのであります。



Posted by なつめや at 20:22│Comments(0)
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