薬膳と気功
最近は講座でも薬膳の説明だけでなく
気功も取り入れつつあります。
全てのものは『気』から成り立っている、という考えが
東洋医学の根底にあります。
全ての物質を目に見えなくらい細かく分解していくと
ついには空気と交わり目には見えない
『気』と同化します。
でも、物質として形をなすには
そのチリを集め、形作る『気』もまた必要なわけです。
食べ物も、人間も細かな単位で見てみれば
『気』から成り立ち、形を維持するためにも
『気』が必要となり、人間はそのエネルギーを
食べ物や空気から得るわけです。
食べ物のエネルギーの質が変われば
体も変わります。
また、作る側のエネルギーも食べ物の
エネルギーに加わると考えれば
どんな気持ちで毎日料理するのか、で食事する人の
体の質も変わってくる。
病気、というのは大きな口を開けて存在しているような
気がします。その大きな口は目には見えないので
自分が道を迷っていたら、急に目の前に現れて
パックっと食べられてしまう。
飲み込まれたら、なかなか逃れられない、
そんなイメージがあります。
自分が、意識すること。
体の感覚を養うこと。
それがその大きな口から遠ざかる基本的な
ことのように思います。
そして、いろんな人を見ていて感じるのは
『体感』というのがあまりなくて
頭の思考のほうが働きがちになっているということ。
その体感を養うために私は気功を『なつめや』や
薬膳講座で少しずつ伝えていくことにしました。
最近、勧め始めているのは『還童功』
http://blog.goo.ne.jp/yojokikou/e/2bbdfa53c4f2afa54a3dc0f95f53b3b8。
腰回しなんですが、これをしっかりやると・・・
本日いらっしゃったお客様も、私も
体温が上がってる!!
しかも低温期36、5度超え!
寝ながらにして冬なのに暑い・・・。
この還童功はへそ奥の丹田を活性化する気功ですが、
へそ奥丹田を活性化することでアンチエイジングだけでなく
妊娠力を養うというものです。
自分の体を動かし、自分の体の中のエネルギーを活性化させたり
循環を良くしたりすることで体感を高め、病気からなるべく
遠ざかる。
そして、薬膳的なアプローチからは食物の持つエネルギーや
自分の体がこういう状態の時はこういうものが
効果的ですよ、というのがざっくりと頭の中に
入っていれば、かなり心身ともに変化しやすい。
病気になってからいろんなものを見直すよりも
病気にならないように日々、体を感じて
食べ物や自分のエネルギーを整える。
そういう基本的なことを、伝えていく薬膳講座を
大切にしていきたいと思います。
今期最後は松本のmanayaさんです。
23日、10:30〜です。
還童功も紹介しますので、ご興味のある方は
まだ残席があるそうなのでご連絡ください。
0263-31-0901です。
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