産後養生
なつめやに来ていただいている妊婦さんたちの
出産が10月頃からピークになります。
赤ちゃんがなかなかお腹に宿ってくれなくて
悩んでいた方も、今ではお腹をポッコリさせて
半月から1か月に一度、エムさんのマッサージに来ています。
漢方はお腹の中に赤ちゃんがいる間はどうしても必要な人以外は
基本的にはお休み。けれど、やはり流産の心配があったり、
母体がとにかく疲れやすく、気も血も不足気味な人たちには
漢方をお渡ししています。
そして何やかんやともうすぐ出産される方がいるので
『産直前と産後の養生』についてなつめやも
勉強中。日本を除く東南アジアの国々では
産後養生に似た期間があったり、養生食があります。
日本だって過去にはあったでしょうに、いつごろからか
出産後、すぐに退院⇒仕事復帰みたいな流れになってしまって
『産後養生』の大切さが今一つ妊婦さんたちには
ピンと来ていないのではないかと思います。
実際、授乳中のお母さんたちが体調を崩してなつめやに
相談にいらっしゃっていたことも、そして、産後数年がたち
何となく調子が悪い、ということでご相談に来ている方もいます。
そして、今、少しずつ認識されだしている『二人目不妊』というのも
産後の養生が不足しているためとは、あまり理解されないかも
しれませんね。
出産という一大イベントはとてつもなく気血を消耗します。
中国には出産中にのむ漢方薬があるくらいです。
面白いですね。
そして、母乳は東洋医学では『精』と言われ、『白い血』として
考えられます。これは『精血同源』というものが根底にあります。
母乳を上げているとやはり貧血気味になったり、
めまいがしたり、髪の毛が抜けやすくなったり、と
血不足の症状が出てくる方もいます。だんだんと母乳も
出にくくなる方もいるようです。
その逆にも母乳が出過ぎたり、乳腺炎で悩むこともあります。
食べたものが血肉になるのですから、食べ物が母乳に
大きく影響することは想像できるかと思いますが、
実際にどんな食べ物をとったらいいのか?というのが
大きな問題だと思います。
中国ではデリバリーの産後養生食があるそうです。
日本ではまだあまり聞きなれない『産後養生食』に
ついてなつめやも少しずつ紹介していけれるように
と思っています。
しばらくは『産後養生』をどっぷり学ぼうと思います。
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