スタートとゴール
妊活の相談で漢方を取り入れていただいている方が
多くなってきて、なつめやの傾向としては
年齢も30代後半~40代前半、
病院での治療歴も数年にわたる方が
多かったり、子宮内膜や筋腫などが原疾患で
ある方が多いです。
そういう方々で、お子さんを授かって
お母さんとなって、子育てに奮闘している方も
増えてきました。お子さんを連れてきて
治療していた頃が長く感じていたけれど
今となっては、今の方が大変なことが多いですよ~
と言う方が多い。
妊娠はゴールではなく、スタートなどだと思う。
けれど、『妊娠』という結果に結びつかず
辛い気持ちを、どうすることもできず
年齢や、経済的な問題を含めて
治療を終える決断をする方もいる。
その決断を聞いたとき
『もう少し頑張れば、もすかすると赤ちゃんに出会えるかも』
と思う方もいれば、
いろいろ考えた時、年齢的・経済的問題よりも
環境的な問題から『うーむ』となる方もいます。
年齢ではなく、身体が新たな命を宿す
エネルギーを持っているかどうか、
そのエネルギーが低下しないで
妊娠を持続できる環境かどうか、だと思っています。
そのエネルギーが食べものやストレス
冷えなどで低下している方がとても多いです。
前に書いたように36.5~37度くらいはあってもいいと
思っています。
また、病院選びもとても大事なことだと思います。
誘発剤や黄体ホルモンの使い方、
1か所で数回やってみてその人にどうも
合っていないんではないかと思えば、
違う病院にかえてみたら?とアドバイスすることもあります。
新たな命を宿す体作り。
何所からスタートでどこがゴールなのかは
分からないけれど
夫婦がしっかりと受け止め、
協力し合うところからがスタートで
また、ゴールは夫婦でしっかりと
話し合い決めることなんだと思います。
私自身は子供がいませんし、
そのことを何か引け目を感じることもとなく。
人にはそれぞれの生き方と家族がある。
子供がいる方には子供を通じての学びがあり、
子供がいない方は違う学びがある。
自分の生きる道にはいくつかのスタートとゴールがある。
苦しい道のりも 楽しい道のりも
同伴者が変わることも
一人で行かねばならないことも
スタートとゴール
人生は一度きり
悔いのないように