肝の経絡と女の道

なつめや

2015年09月26日 21:14

そこかしこでガンの話題が上がっている。
北斗晶さん、川島なおみさんのお二人のことは
女性なら少なからず自分の身のこととして
ショックを受けている方が多いのではないでしょうか。
私も、本当にショックだった。

いつだって『死』というのは遠いところにあるんじゃなくて
本当は自分の近くにあるんだなって思った。

私には甲状腺と胸にしこりがある。これは良性と言われているけど
今年の初め、なんとなく胸のしこりが大きくなっているような
硬いような、感じがして3年ぶりに検査に行った。
本当は毎年来なさい、と言われているけれど
忙しかったり、何となく大丈夫そうな感じがしていたので
行っていなかった。けれど、今年は行っておいた方が
いいかな、って判断して念のため検査に行くことに。
かかっている先生は念入りに調べてくれるので
この先生が大丈夫と言えば大丈夫だろうと思っている。
結果は問題なし。

エコーで観る時に何度も、同じ場所を見るので
『もしや』と思ったり、『ガンだったらどうすっかなぁ』なんて
ぼんやり考えていた。
『ガンだったら』・・・・とりあえず、仕事は無期限で休むだろうし
とにかくストレスになりそうなことから離れようとは考えています、いつも。
切除するのかとか、抗がん剤、その他の治療諸々を私は
どこまで受けて、どこからは拒否するだろうか、と
自分ん自身の体にある『そいつ』はいつでも考えさせる。
抗がん剤は服用する気は全くないけれど、
いざとなったらどうなんだろうか、とか今回も
すごく考えています。
川島なおみさんは手術は受けて抗がん剤の服用はしていなかったとか。
自然療法を中心に行っていた、というような記事を目にしました。

自分の体は自分が守る。他人任せにしないでしっかり勉強して
どんな治療を行うのか?ということを川島さんは貫いた、というのは
本当に敬服することだと思います。
ご冥福をお祈りいたします。


さて、『気』の通り道を東洋医学では『経絡』と言います。
その通り道に胸、卵巣、子宮は入っています。
その通り道は『肝』の経絡が通っている。
肝経は非常にストレスにダメージを受けやすい。


川島なおみさんの場合は胆管ガンだったと思いますが
肝と胆は表裏関係にある。彼女の場合はお酒もかなり
飲まれていたようで、アルコールも肝に負担をかける
一つの要素になるし、芸能界という非常にストレスフル
な場所にいたら・・・と考えてしまう。


『肝』という経絡は女性にとっては大事な臓器と
関連が深いゆえに、ストレスはできるだけ
発散するように心がけて生活するのがいいんだろうな、と。
ストレスがない生活なんてないけれど、
なるべく溜めない。
胸の溜めたり、腹部にためたりすれば
そこに位置する臓器には良い影響は決してない。
だから、ストレスをためないように発散する。



毎日私たちの身体は発がん性物質を微量ずつ取り込んでいる。
食べものも、空気も、水も、いろんなものが少しずつ
汚染されている。ガンになるかならないかはその人の
免疫力・抵抗力にかかってくる。

自分の心と身体をしっかり見つめることが大切。
好きなこと、好きな場所、やりたいこと、自分が
熱中してストレスを発散できることを
しているのが体にはいいんだろうな、と思う今日この頃です。
そして、自分の体を守るも、病にするも自分なのだと、
忘れてはならんな、と思います。