困難な時こそ

なつめや

2015年03月11日 21:49

なつめやにも『難しいな』と思うことはいくらも出来事として
起きてきます。その『難しい』の度合いがこなせそうなくらいの
ものならあまり、悩むこともなく、『なるようになるさ』と
思って、あまり動揺することもありませんが…。

かなりまれに『これは…』と思うようなことが起きる時もあり、
そういう時はその問題をどうすべきか自問自答の日々となります。

その反面、悩んだり、自問自答することは
やはり成長というか、一つ前進するためには必要なことなのでは
ないかとおもいます。
今までとはまた違うゾーンに入っていく、その覚悟があるか
どうかを問われているような気さえします。

そういう時に偶然に出会う本や人、そして信頼する友人や仲間
というのは本当に心強いものです。
それを引き寄せたり、つながっていくというのもやはり
自分の心がけ次第だとも思います。

また、『陰陽転化』という考えもこういう時にふっと浮かびます。
対立する事物の2つの面である陰と陽は、ある一定条件下で、相反する方向に変わります。
『陰極まれば陽となり 陽極まれば陰となる』という関係です。
悩みが極まった時に光明の光がさすような
考えが浮かんだり、状況が転化することもあります。
そうならない…って時はまだまだ道のり続く・・・。
うんざりするような長さに感じるかもしれませんが、
解決した時に振り返って見ると、その時に生じていた問題が
転化した時がわかると思います。
東洋思想は自分を助けてくれる『智慧』です。

一見すれば良いことだってし過ぎれば悪いことにもなりかねません。
また、自分にとって困ったな、悪いことだなと思うような状況も
極まった時に『そういうことだったのか』という学びがあるはずと
思うことすら成長だと思います。
病だって『悪いこと』としてとらえてしまうこともあるかもしれませんが
必ずその中には学びがあるはずです。

困った時は焦ったり、不安になったり、疑心暗鬼になりがち。
そういう時こそ、呼吸を整え、心を静かに『何が問題なのか』を見極める
腹の据わりが大切だなと、つくづく思います。