養生の大切さ
最近、『養生の大切さ』について考えさせられることが多い。
体調が悪い時は、それなりに本人も真剣に生活を見直して
食事やストレスなどに気を付けている。
漢方や鍼などで体調が少しずつ良くなってきて
それはそれでとても喜ばしいのですが、
そこで調子が良くなっていることに気を良くして
気を付けていた食事は元に戻り、
疲れすぎないように気を付けていたのもどこ吹く風で
無理に無理を重ね始める。
『・・・。危険なニオイしか私にはしないですよ。
気を付けてください』と言った矢先、どか~んと
体調を崩してしまう人もいます。
『養生』というのは体調が悪い時にするものではなく
体調が悪い時にするのはもはや『治療』の枠と考えて
調子が良い時ほど、自分の体から目を離さず
食事や疲れ・ストレスなどに気を付けていくことが
『養生』なのではないかと。
そうして気を付けているうちに、心も体も
健やかになってくると、今まで見ていた風景も
変わるような気がします。
そうして、自分が今まであきらめていたことや
躊躇していたことなどに、チャレンジしていければ
それが『養生の産物』なのではないかと思うのです。
調子が良くなって今まで歩いていた元の道に戻るのではなく
より健やかな道を歩んでいくのが『養生の道』と心得、
また、私はその道の案内人なのだと改めて
最近思っています。