精進ヨガvol.4
本日は、今年最後の精進ヨガでした。今回のお寺ごとは写経。
大勧進の伝田さんが今回も来てくださって、般若心経の説明をしていただきました。
お経の一文字一文字は蓮華が台座になっている仏様を意味していて、書く度に仏様を思い浮かべると良いよ、と
おしゃっていました。さらに、『無』とか『不』という文字が多い般若心経。
この世に形があるように思えるものは全て実在がない。無であることに心を砕くこともない、ということが
私的には心にスッと落ちて、写経をしているときも『無』という文字をずっと意識していました。
写経をする度に気づくことがあり、毎回新鮮な気持ちで対峙できますね。
理恵さんのヨガは今回はほぐすポーズが多かったような気がします。
私は残念ながら風邪の治りかけなので、ヨガをしなかったのですが、後ろから見ていて、
皆さん体の柔軟性が人によって様々で、気持ち良さそうに体を伸ばしている姿もあれば、
なかなか伸びずに苦しんでいる姿もあり、人の体というのは何とも不思議なものです。
呼吸法だけは参加させていただいたのですが、深い丹田に届くような呼吸をしていると、
気持ちがとても落ち着きますね。先ほどの『無』の境地に入っていく感じがします。
本日の薬膳朝ごはんは、まるで風邪をひくのがわかっていたかのような献立。
喉のがイガイガして咳がでる方や、風邪予防によいものです。
里芋のトロリ椀
いろいろ木の実のご飯
蓮根の揚げ出し みぞれあん
焼きキノコと小松菜の花椒塩麹あえ
人参とりんごの白和え
焼きお揚げの香り南瓜添え
薩摩芋とりんごのきんとん
里芋や蓮根、山芋などの白い食材は体の乾きを潤してくれるもので、これから寒くなり、
一層乾燥が厳しくなる時期にオススメの食材です。
今年は4回開催しましたが、皆さんの頭の片隅に、座禅や写経から学んだこと、
ヨガのポーズや呼吸法、季節の食材を生かした朝ごはんが残っていて、
何かのタイミングで思いだして、活かしていただければ、嬉しく思います。
来年も元気に皆様に会えますように!
ありがとうございました(^o^)