五行と睡眠
五行は東洋医学の土台となるもので
何度学んでも、その都度新たな発見があり
面白さは尽きない。
五行は森羅万象すべての事象・時・方角・人体
ありとあらゆるものを五つに分類し、個々の特徴が
興味深いだけでなく、それぞれが絶妙なバランスをとって
存在しているのを見ているのは、とても面白い。
人体では五臓の『肝・心・脾・肺・腎』に分けて見ていくのですが
どこの角度から見ていくかによって、どういうバランスで
どこが崩れているのかが微妙に異なります。
さてさて、この五行でいうと今は真夏の『火』の時。
火のように燃えるような暑さが容赦なく体に影響を
及ぼします。
身体が熱くなり、汗をかくことで体の中の
(陰)液が減少していき、さらに熱気を帯びやすくなります。
だからこそ、夏野菜のようなもので体の熱をとり
水分を補うことが大切なのです。しかし、それでも
身体にとって必要な(陰)液は少なくなってしまいやすく、
少ないまま秋に突入すると、途端に乾燥を感じやすく
なります。五行で『水』は人体の五臓でいうと『腎』。
つまり、体の液が少なることで『腎』もダメージを
受けやすくなります。
『腎』は成長や発育、ホルモンのバランスを担っているので
『腎』のダメージは老化や、ひいては不妊につながっていく
恐れが大いにあります。
この『腎』をいかに守り、養うか?というのは私が最も
重点をおいているところで
『一日一黒(一日にかならず1種の黒い食べ物を摂取する)』
と『早寝早起き』をなつめやとしてはお勧めします。
『腎』が対応する時間は亥・子の刻。つまり午後9時から1時ころ。
(そのあと1~3時は脾の時間。)
9時~3時は睡眠が大切だというの『腎』と『脾』を守り
養うという視点からも説明できると思います。
歳をとると自然と早寝早起きになりますが
本能的に『腎』『脾』を養っているのかもしれませんね~。
夏休みは皆様、夜更かしせず
『早寝早起き』を心がけましょう~!!
早く寝なくちゃ!